『月々日々に――池田先生の折々の言葉』
自行化他の題目を唱えれば、その功徳は、
無量の先祖、子孫、眷属へ、回らし向けら
れる。これが、追善回向の大功力である。
※2011年8月13日付聖教新聞「随筆 我らの勝利の大道」を基にしています。
『寸鉄』
睡眠健康週間。日光浴や
入浴が眠りの質の向上に
有効と。聡明に体調管理
「聖教新聞」より
(感想)
「自行化他の題目を唱えれば、その功徳は、無量の先祖、子孫、眷属へ、回らし向けられる。」
「自行化他の題目を唱えれば、その功徳は、自分だけでなく、無量の先祖や子孫、さらには周囲の人々へも広がっていく」そう説かれているということだと思います。この言葉は、頭では理解できても、実感することはとても難しいものです。だからこそ、人はすぐに忘れてしまいがちです。そして、その「忘れた姿」は、自己中心的な態度や他者依存(他責)の姿勢となって現れることが多いのではないでしょうか。結果として、他者に優しくない社会。つまり、攻撃的であったり、無関心であったりする社会を生み出してしまうのかもしれません。今日はお彼岸ですが、お彼岸の時だけ先祖を思い出すのではなく、本当は日常の祈りの中で、過去や未来に思いを巡らせることが大切なのだと思います。自分の知らないところで支えられていることや、自分の行いが未来にどう影響していくのかを意識しながら、感謝と誠実な行動を積み重ねていきたいと思います。
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