2025年1月23日

『月々日々に――池田先生の折々の言葉』

青春時代の本当の失敗とは、失敗を恐れて

挑戦しないことである。へこたれず、

諦めなければ、失敗は栄光に変わる。

 

※2013年7月13日付「随筆 我らの勝利の大道」を基にしています。

『寸鉄』

戸田先生「私は青年に、

丈夫の心を贈りたい」。

険難の広布の峰へ勇敢に

     ◇

「法自ずから弘まらず」。

妙法を弘める人は尊貴。

友の幸福祈り颯爽と対話

(新2200・全856)

     

「聖教新聞」より

(感想)

「青春時代の本当の失敗とは、失敗を恐れて挑戦しないことである。へこたれず、諦めなければ、失敗は栄光に変わる。」

「本当の失敗とは、失敗を恐れて挑戦しないことである」という言葉は、多くの場面で耳にする普遍的な教えです。しかし、その言葉に続く「では、どうすれば良いのか」という問いに対する答えは、人それぞれ異なる見解があるように思います。

池田先生の言葉、「へこたれず、諦めなければ、失敗は栄光に変わる。」というのは、挑戦の本質を見事に捉えた真理の一つだと思います。ただし、この言葉が真に意味を持つのは、「挑戦の方向性」が正しい場合に限るのではないでしょうか。仮に、挑戦が他人を傷つけたり苦しめたりするような目的であるなら、その成功が本人にとっての「栄光」であっても、その人の人生においては「過ち」や「失敗」となるでしょう。

挑戦の方向性を見極めることは非常に難しい判断を伴います。その過程で、自分にとって良い意味での「ストレス」が生じたり、報復や怨み辛みといった負の感情が絡むこともあります。その結果、前に進むことができなくなる人もいれば、逆に、相手の気持ちを考えずにただ突き進む「蛮勇」によって進む人も現れるのです。

こうした複雑な状況の中でも、冷静に自分の挑戦の意味を問い直し、他者への配慮を忘れずに、粘り強く進んでいける人こそが、本当の意味での賢者であると思います。賢者はただ「挑む」だけでなく、自分の行動が他者に与える影響や、自らの挑戦が社会全体にどう貢献するかを考え抜く力を持っています。

私たちもまた、挑戦の方向性を常に見つめ直しながら、「へこたれず、諦めない」心を育てていきたいものです。その姿勢こそが、どんな失敗も自らの「栄光」へと変える原動力になるのだと思います。

ちょっとずつ学ぶ

基本的には、聖教新聞の『月々日々に――池田先生の折々の言葉』と『寸鉄』を読んで、思ったことをつらつらと書いています。

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