2023年2月13日

今日は、聖教新聞がお休みなので、『わが友に贈る』と『寸鉄』はお休みです。

民法の「懲戒権」削除 公明新聞2022年(令和4年)12月11日(日曜日)

親の「懲戒権」を削除する改正民法が10日に成立した。懲戒権とは「親権を行う者は、監護および教育に必要な範囲内でその子を懲戒することができる」とする規定であり、具体的には「なぐる」「しばる」「押し入れに入れる」「叱る」などの行為がそれに相当するとされている。

 改正法では懲戒権に関する記述が削除され、親権者に「子の人格を尊重するとともに、その年齢および発達の程度に配慮しなければならず、かつ、体罰その他の子の心身の健全な発達に有害な影響を及ぼす言動をしてはならない」と求める条文が追加された。

 これらの変更の背景には、深刻化する児童虐待の問題があり、懲戒権の存在が体罰をはじめとした児童虐待を「しつけ」として正当化する論拠とされてしまう懸念が存在している。その意味で遅ればせながら、懲戒権削除には大きな意義がある。

 しかしながら児童虐待の防止という本来的な目的から考えると、今回の改正はあくまで必要条件の一つに過ぎず、より本質的な社会認識の変化と取り組みが求められる。ここからはアップデート(更新)されるべき、子育てや教育の認識について述べる。

 まず懲戒権が親権者の権利として認められた背景には、「苦痛を与えることで相手の学びや成長が促進される」「痛い思いをしないと理解しない」などといった、〈苦痛神話〉とでも呼ぶべき誤った認識が存在していることを指摘したい。この認識は根深く、懲戒権削除を「甘やかし」「しつけの放棄」などと批判する前提となっている。〈続く〉

(感想)

最後まで書ききれなかったので、明日にでも続きを書いて、感想を述べたいと思います。

ちょっとずつ学ぶ

基本的には、聖教新聞の『月々日々に――池田先生の折々の言葉』と『寸鉄』を読んで、思ったことをつらつらと書いています。

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