『わが友に贈る』
大いなる決意が
大いなる人生を開く。
同じ生きるなら
所願満足の勝利史を!
さあ挑戦だ! 前進だ!
『寸鉄』
信行学に励めば、悩める
凡夫でいるわけがない―
恩師。人間革命の道、共に
識者が見つめる SOKAの現場
寄稿「福島に生きる人々」を巡って下
開沼博准教授(東京大学大学院情報学環・学際情報学府准教授)
聖教新聞4月9日付3面
戸田第2代会長の小説『人間革命』に、天井から下がっている電灯を指さして、牧口常三郎が語る場面が描かれています。
——電気、多くの科学者のさまざまな発見や苦心研究を通して、今日の電灯として使われるようになった。同じように、釈尊が創始した仏法は、日蓮大聖人が唱えた南無妙法蓮華経によって、万人に広まった。電気の理論は知らなくても、電灯が部屋を明るく照らすように、たとえ仏法の理論は分からなくても、楽しく幸福な人生を歩むための御本尊を、大聖人が残されたのです、と。
ここでは、なぜ日蓮大聖人が偉大であるかが、私のような外部の者にも分かりやすい例でつづられています。仏教といえば、世間一般のイメージではブッダ(釈尊)なわけです。しかし、この部分を読むだけで、なるほど学会にとって、日蓮大聖人とブッダとの関係はこう理解されているのかと思いますし、一度聞くだけで覚えてしまうような平易な例えであることが良い。
広宣流布という理念は、他のどんな宗教団体も、それぞれの表現で言っているかもしれません。しかし、この分かりやすさこそが、学会が大衆化、普遍化する上で欠かせない鍵であったと思います。
(感想)
「この分かりやすさこそが、学会が大衆化、普遍化する上で欠かせない鍵」という言葉は、教育の上でもとても大事だなと思いました。先生によっては、簡単なものをさも難しいように教えたり、質問したりします。また、逆に難解な理論を平易な表現で分かりやすく説明される方もいます。自分は後者でありたいと思いますし、次の世代に、その発展したものを生み出してほしいと願っています。そのための努力を積み重ねていきたいと思います。
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