『わが友に贈る』
近隣を大切に!
「足下に泉あり」だ。
平和と広布の起点も
今いる地域にこそある。
友好の輪を「私」から!
『寸鉄』
教学を身に付けないと信
心は進まない―戸田先生
青年よ行学の両輪で進め
◇
小中学生3割「鬱症状で
も相談せず」―調査。新学
期、小さな変化見逃さず
識者が見つめる SOKAの現場
寄稿「福島に生きる人々」を巡って下
開沼博准教授(東京大学大学院情報学環・学際情報学府准教授)
聖教新聞4月9日付3面
…最近、地域活性化を巡る議論では地方を「かき混ぜることが大事」というような表現をしますが、裏を返せば、社会がどんどん“かき混ざらなく”なっているということです。これを社会学では「機能分化」と言います。
職種で分かれたり、ある趣味が共通する人同士で集まったりする方が、経済などは効率よく回る側面がある。しかしそれは、社会の硬直化も招きます。
学会の活動に埋め込まれた「かき混ぜる」仕組みは、この社会の硬直化に、ある意味で抗っているといえるでしょう。社会の大部分が年代や職種によって線引きされ、さらに被災地では、復興の状況の差異による「気持ちの壁」が、境界線となって引かれている。線によって区切られた人同士は、たいていは出会わない時代に、学会は逆行しているわけですね。
ここだけ読んでも、創価学会がどれだけ社会集団として大切なのかが分かります。宗教も本来は、社会の中でどうすればよりよく生きられるのかを考えた末に、たどり着いた思想の集大成だと思います。ですので、○○宗だからとか○○教だからとか、そういったカテゴライズをするのではなく、一つの事について、あなたはどうやって考えますかという考え方で、お互いが意見を尊重し合える時代が来るといいなと思っています。それが「かき混ぜる」ことの一つだと思います。さらに発展させるなら、みんなで一つのこと(例:避難所生活)を実践することが、「かき混ぜる」ことの集大成になると考えています。
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