『月々日々に――池田先生の折々の言葉』
渾身の力を振り絞らずして、人の育成は
できない。生命から発する真心と情熱の
ほとばしりのみが、人間を触発し、育む。
※小説『新・人間革命』第1巻「旭日」の章を基にしています。
『寸鉄』
良書は最良の大学の代わ
りをする―哲人。青年よ
多忙でも名著繙く習慣を
「聖教新聞」より
(感想)
「渾身の力を振り絞らずして、人の育成はできない。」この感覚をどれだけの学校の先生が分かっているのでしょうか。残念ながら力の振り絞り方を間違っている人を散見します。人の失敗や勘違いなどを敏感に察知して、人の欠点を徹底的に叱責、指導、嘲笑し続けて、本人に自覚が足りないとして、追い込むことに渾身の力を振り絞っている先生が多いように思います。それでは人は育たず意欲を失い、希望を失い、目標を失い、自信を失ってしまいます。そして、そういうことを人にする人ほど、自分が同じことをされたり、指摘されたりすると、ひどく自己弁護を計り、自身の育成をしようとはしないのです。残念ながらそういう人は、自分は完璧な存在として、神か何かになったつもりになっているのでしょうが、子どもと同じ人間だということを思い出して、子どもを含めた他者に接していかなければならないと思います。
渾身の力を振り絞らずして、人の育成はできない。
You can't develop people without using all your strength.
不竭尽全力就无法培养人才。
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