『わが友に贈る』
一つ一つの報告・連絡に
電光石火で手を打とう!
リーダーの真剣な一念は
皆が壁を破る力となる。
誠実第一の名指揮を!
『寸鉄』
地震頻発。もしもの備え
再確認を。家具の転倒防
止、非常食や水の備蓄等
「聖教新聞」より
(感想)
今日のわが友に贈るは、具体的かつ勇気の出る言葉でした。池田先生の言葉は、御自身が実践されてきたものだと思うので、とても共感できます。この言葉の通りに挑戦していきたいと思います。
新・人間革命第25巻「共戦」の章
「山本室長。時間です。これ以上、遅れると、次の座談会に間に合わなくなります」
同行している幹部に促され、伸一は、やむなく腰をあげた。部屋を出る時にも、もう一度、山村に呼びかけた。
「信心して、幸せになってください」
彼女は、返事をしなかった。心のなかでは、伸一に、なんとも言えぬ温かさを感じ、信心しようという思いは、ほぼ固まっていた。でも、信心すると言えば、“負け”を認めるような気がしたのだ。
しばらくして彼女は入会した。伸一をはじめ、学会員の鼻を明かしてやりたいと思い、御本尊の力を試してみることにしたのだ。
一週間は、真剣に唱題し、次の一週間は、やめてみた。結果は、あまりにも明白であった。題目を唱え始めた日から、喘息の発作はピタリと納まった。唱題をやめると死ぬのではないかと思うほど激しい発作が起こり、顔が別人のようにむくんでしまった。
“御本尊さまの力は、よくわかりました!信じますから、病気を治してください”
山村は御本尊に、ひたすら詫びた。御書に「道理証文よりも現証にはすぎず」(1468㌻)と仰せのように、厳たる現象に、山村は、信心に目覚めたのである。
彼女は、一途に学会活動に励むようになった。ある時、大阪に住む学会員の知人から、山本伸一が関西を訪問することを聞いた。
山村は、“ぜひ、室長にお会いして、徳山の座談会での失礼をお詫びしたい。また、入会後、病も乗り越えたことを報告したい”と思い、関西本部に伸一を訪ねた。
「山村さんでしたね。あなたのことは、よく覚えていますよ。信心し、健康になられて本当によかった。立派になりましたね」
彼女は、自分のことを覚えていてくれたことが嬉しかった。(pp.189-190)
(感想)
「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、池田先生が残されたこの小説は、事実に基づいて書かれているので、これらのエピソードを信じずに、何を真実として生きていくのか、そんな問いが浮かんできました。ですので、この池田先生の書き残してくださったお話をよく学び、自分一人ではできない人生経験としてしっかりと蓄え、広宣流布のために、自分にしかできない戦いを進めていきたいと思いました。
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