『わが友に贈る』
学会は永遠に
広宣流布即世界平和の
大道を歩み抜く!
元初の太陽を
わが胸中に昇らせて!
『寸鉄』
創価の元日「5・3」。
師弟の月・7月へ誓い新
た。断固、共戦の勝利劇を
◇
女性部発足1周年。学会
の「母の日」万歳。広布は
皆様ありて。福徳は無量
◇
「勇気ある大善人が一人
いれば大事を成就」牧口
先生。後継の師子よ走れ
◇
連休の人出、コロナ前の
水準に回復の所も。道路
も混雑。絶対に無事故で
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子どもの熱中症に要注意
「疲れた」「眠い」が合図の
場合もあると。見逃さず
「聖教新聞」より
(感想)
「勇気ある大善人が一人いれば大事を成就」という牧口先生の言葉に勇気をいただきました。ときに勇気を出して言った言葉が否定され、意欲を失うことがありますが、それに負けず進んでいくことの大切さに改めて気づかせていただきました。
新・人間革命第25巻「共戦」の章
座談会で伸一は、山村に声をかけた。
「どうぞ、前にいらしてください」
山村は、宗教自体、信じる気にはなれなかった。“どうせ、うさんくさい話をするんだろう。徹底して反論してやろう”と思いながら、前に進み出ていった。
「奥さん、何か、悩みを抱えていらっしゃるんじゃありませんか」
日々、悩みだらけである。それを見透かされたような気がして、しゃくに障った。
「べつに、悩みなんかありませんよ!」
伸一は、笑顔を向けると、「なぜ、正しい信仰が必要か」「仏法とは何か」などを、諄々と語っていった。山村は、内心、その話に納得した。しかし、同時に、“負けてなるものか!”という気持ちが、むくむくと頭をもたげてきた。
理性ではよいとわかっていても、感情的な反発が生じ、行動に移せないことがある。しかし、その感情をコントロールし、勇気をもって、進歩、向上のための第一歩を踏み出すことから、幸福への歩みが始まるのだ。
伸一は、話し終えると、山村に言った。
「ご病気ではありませんか? 病を乗り越えていくには、御本尊に題目を唱え、生命力をつけていくことが最も大事です。信心をなさってみてはいかがですか!」
彼女は、伸一を一瞥し、鼻先で笑うようにして尋ねた。
「では、お聞きしますけど、御本尊というのは紙ですよね。紙に字が書いてあるだけのものに、なぜ、そんなに力があるんですか」
伸一は、真心を込めて語っていった。
「紙でも、大きな力をもっているではありませんか。五万円、十万円の小切手を、『これは紙だ』と言って、捨てますか。届いた電報に『ハハキトク』とあったら、紙の文字でも、平気ではいられなくなるでしょう。
地図も紙です。正しい地図を信じて歩みを運べば、目的地に行けるではありませんか。幸福を確立する生命の力を開くための、信仰の根本となる対象が御本尊なんです」
彼は、多くの例を挙げて訴えていった。(pp.187-189)
(感想)
やはり池田先生はすごいなと改めて思いました。当意即妙で「紙」の価値から御本尊様の偉大さとつなげる智慧は、自分には真似ができません。ですので、こうして池田先生の軌跡を学ぶことで、もし、同じような場面に遭遇したときに、池田先生の答えをヒントに話ができるように準備として、これからも学んでいきたいと思いました。
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